世界でただ一人、魚専門の木彫り師・深渡栄一さんのご自宅に伺いました。保管されている600体以上の魚たちは圧巻!! 深渡さんの手にかかると、2mほどの太さのケヤキの原木がいきいきとした魚に生まれ変わります。
現役漁師の深渡さんは、昼間は漁に出て、深夜12時に起きて黙々と彫る日々。海の目の前のご自宅は高台にあったため無事でしたが、作業小屋は流され、道具は全て失いました。海に出られていた深渡さんは、津波に飲み込まれないように必死で港に戻ったそうです。
震災直後は魂がぬけたような状態だったそうですが、たくさんの方が応援して下さり、また彫り始めたそうです。
夢は、木の魚の水族館を野田村につくること!!目を輝かせて語る姿はとても素敵でした。夢がかないますように!!