最近のMSCC(養護施設)の様子(2017.03.13)

カトマンズ郊外にある養護施設MSCCの子ども達の最近の様子をお伝えします。ネパールは、3月中旬にもなると、冬の寒さから一変して春、カトマンズは暑いぐらいの陽気になります。寒暖差が大きい季節でもあり、体調を崩しがちです。政治の問題が常に頭を痛める昨今でもありますが、唯一、電気だけはほぼ停電がない状態が続いて、今までの停電はなんだったのだと思いますが、これだけは、良かったと思います。
養護施設の様子は?と言えば、2人の男の子が増えました。極西ネパールはカイラリ郡という首都カトマンズからは遠方の平野部で、ジェンダー、教育等が最も遅れた地域から来ました。8年前にお母さんがお父さんによって殺され、お父さんも首を吊って自ら自殺。残された子どもたちは、最近になり、政府の救援活動を経て、MSCCに来ることができました。また、つい先日、男の子が病気になり入院。スタッフ、ラムさんなどで昼間、夜間の24時間体制で看病をしています(ネパールでは、看病は、患者側で行わなければならず、しかも、通常、寝る、休む場所はなく、通路にシートを引いて休むなどをするので、看病をする側の負担もとても大きいのです)。もうそろそろ退院できそうです。
子ども達は、学年末最後の試験が間もなく始まるので、勉強しています!
嬉しいニュースとしては、やっとラスワという中国国境付近の地域から新たに女性スタッフが来てくれたことです。主に、小さな子どもの面倒と、食事を担当しています。ラムさんの負担が少しでも減りますように。
皆様のご支援で、子ども達がすくすく育っています。有り難うございます!

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