飯舘村訪問の翌日、浪江町をご案内頂きました。
ここは福島の第三の原発、浪江・小高原発の元予定地。写真は棚塩集会所。子孫の命を守ろうと、必死に闘い、守り抜いた方々の拠点だったそうです。
3.11の津波でほぼ全壊した集会所は、6年前のままでした。中に入ると、粉々に砕けた窓ガラスなど、当時のまま。
違うのは、至近距離にできた除染廃棄物の焼却施設。違う窓からは、大量に保管されたフレコンバッグの山が見えます。後ろ側は、廃棄物の仮置き場。
約40年前に、私たちの未来をかけて、命懸けで闘った方々。今、どれほど悔しい思いでいらっしゃるかと思うと、怒りがわいてきました。
ただただ平和に、人が人として幸せに、自然と共存した暮らしを営みたいだけなのに。それを守り続けることが、なぜこれほど困難なことなのかと悔しく思います。あの場の空気感は忘れません。